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医療大麻とは



大麻は昔から様々な目的で利用され、日本人のみならず世界中の人々の日常生活と密接に関わってきました。
その歴史は古く、紀元前700年頃には中国のシャーマン(呪術者)が医療目的で大麻を利用していたことが分かっています。


そんな大麻は現代においても「医療大麻」「産業大麻」「嗜好大麻」などとして我々の生活に大きく関わっています。


では、「医療大麻」とは一体何なのでしょうか?

 

医療大麻とは?


ここで紹介する「医療大麻」とは、医療での利用を目的とした大麻のことを指します。
 

「医療用大麻」という用語もありますが、これは「医療用」「嗜好用」など用途に応じた麻の植物学的区別があるというわけではありません。

あくまで大麻に含まれる成分の作用の仕方によって用途が異なっているだけで、医療用でも嗜好用でも使用されている大麻草自体は同一のものということになります。



ただし、医療目的で利用する場合には品種や栽培方法などを特定してしっかりと品質管理を行い、より一層医療効果が期待出来る大麻を用います。



大麻草についての記事でも触れましたが、大麻は部位によって抽出される成分が異なり、それぞれ違った作用をします。

「葉」と「花穂」からは向精神作用のある「THC(テトラヒドロ・カンナビノール)」が、「茎」からは向精神作用がなく近年注目を集めている「CBD(カンナビジオール)」が抽出されます。

大麻草に含まれる化学成分は300種類以上あると言われていて、これらは全て「カンナビノイド」と総称されます。


そのうち60種類以上は化学的構造式も明らかになっています。

この中でもとくに薬理作用を持っているとされているのがTHCとCBDで、これらの成分を併せたものを「医療大麻」と呼びます。


 

医療大麻の医療的有効性




医療大麻には、鎮痛作用・鎮静作用・催眠作用・食欲増進作用・抗癌作用・眼圧緩和・制吐作用など非常にたくさんの効果があり、主に慢性疼痛や癌の化学療法に伴う吐き気の緩和等に処方されています。

また、「神経障害性疼痛」や「中枢痛」などモルヒネでは鎮痛効果が期待出来ない一部の難治性の痛みにも効果があります。
 

INCB は、大麻草の医療的性質を認めている。(中略)神経性疾患、多発性硬化症、てんかんでの大麻草の治療利用の可能性を立証しており、 大麻草はアルツハイマー病、ハンチントン病 、およびトゥーレット症に有益な効果があ るという予備的証拠がある。
Medical cannabis policies and practices around the world(IDPC:https://idpc.net/ )より引用



医療大麻はTHCやCBD、その他成分との配合比率によって微妙に作用が異なってくるため多種多様な疾病に効果があるとされていて、その数なんと250種類以上とも言われています。


例えば、精神疾患や神経疾患の患者にはCBDが主成分である大麻薬品を、痛みや炎症に苦しむ患者にはCBDとTHCが同量比率で配合されている大麻薬品をそれぞれ使用することにより、普通の調剤薬では効かない症状に苦しむ患者への効果が最大限に発揮出来ると期待されています。


 

見直され始めた医療大麻の有用性

また医療大麻には「副作用が少ないので第一選択薬として使える」「製造・入手が簡単」「薬効成分が多様なため患者個人に合った品種を見つけられる」など、既存の薬品にはないメリットが存在します。

しかし、THCは優れた鎮痛成分が含まれていると同時に多幸感を与えるなどの向精神作用も併せ持っているため、その利用が度々世界各国で議論されてきました。


一方、CBDには向精神薬の成分が含まれない上に、炎症・痙攣・嘔吐・癌細胞の抑制など様々な症状に作用するということが近年新たに分かってきています。


こういったことを受け、WHO(世界保健機構)では2017年にCBDに関して正式に医療的有効性があることを認めるとする見解を発表し、2018年6月には大麻規制の見直しを行って引き続き更なる調査を行うことを求めました。

 
 
疾患 効能
アルツハイマー病 in vitro 及び in vivo のアミロイドβ蛋白(Aβ)惹起性の神経炎症及び神 経変性反応における抗炎症性、抗酸化性、抗アポトーシス性
パーキンソン病 ドーパミン作動性損傷の減衰(in vivo); 神経保護; 精神症状評価の向上 とアジテーション(不穏・興奮)、患者における悪夢と攻撃的行動の減少
多発性硬化症 マウスにおける EAE(実験的自己免疫性脳脊髄炎:Experimental autoimmune encephalomyelitis)改善の徴候、抗炎症性と免疫調節特性
ハンチントン病 トランスジェニックマウス(遺伝子導入マウス)モデルにおける神経保護作 用と抗酸化作用; 患者間に臨床的な有意差はみられなかった
低酸素虚血性脳障害 短期的神経保護作用; 興奮毒性、酸化ストレス、炎症の抑制(in vitro と げっ歯類動物モデル)
疼痛 他の治療法に効果がみられない(薬剤抵抗性のある)神経因性疼痛を患う患 者における鎮痛作用
精神障害 統合失調症の動物モデルにおける行動変化及びグリア(神経膠)的変化の減 衰; ケタミン誘導性の症状に対する抗精神障害特性
不安 筋緊張、不穏状態、疲労、集中困難の減少、不安とストレスのげっ歯類動物モデルにおける社会的相互行為(他の個体との関わり)の向上; 患者における社会不安の減少
抑うつ 抑うつのげっ歯類遺伝モデルにおける抗うつ作用
がん 広範囲に及ぶがんの種類における抗増殖及び抗浸潤活性; オートファジー介在性がん細胞死の誘発; 化学予防作用
吐き気(悪心) 吐き気(悪心)の抑止とラットにおける条件付きギャッピング(大口開け:吐き気を意味する行動)
炎症性疾患 いくつかの in vitro 及び in vivo モデルにおける抗炎症特性; 炎症性サイトカイン及び経路の阻害
関節リウマチ 動物モデルにおける TNF-αの抑制
感染症 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する活性
炎症性腸疾患とクローン病 in vivo 及び ex vivo におけるマクロファージ動員及び TNF-α分泌の抑制; クローン病患者における疾患活性指数の減少
心血管疾患 in vitro 及び in vivo における抗酸化及び抗炎症特性を通した梗塞サイズの減少
糖尿病合併症 心筋機能不全と繊維化の減衰

in vitro 試験管内での実験
in vivo 実験動物などを用いた生体内での実験
ex vivo 生体外で培養細胞組織での実験

 

2017年『カンナビジオール(CBD)事前審査報告書』より


WHOが大麻の医療的有効性を正式に認めたことにより「大麻は危険」という既存の認識がひっくり返り、世界各国で大麻合法化の動きが加速しています。


 

大麻合法化が加速する先進諸国と、未だ規制の厳しい日本



多くの疾病に対して高い医療効果が期待されている医療大麻ですが、現在の日本では嗜好用としてはおろか、医療用としても合法化されていないのが現状です。


近年では日本国内でも医療大麻の必要性を主張する人も増え、大麻解禁を訴える声も多く聞かれるようになりました。しかし先進国としては珍しく、未だ医療大麻の合法化は実現していません。

 

合法化が進む先進諸国

現段階で医療大麻を合法としている国は数多くあり、米国50州中のうち29州、カナダ、オランダ、オーストリア、スペイン、イギリス、ドイツ、オーストラリアなど、先進国の多くが医療大麻の使用を可としています。

日本では2016年に末期癌患者の男性(当時58歳)が治療のための大麻使用を求めて国を相手に訴訟を起こしましたが、提訴後わずか4ヶ月で亡くなってしまったため判決に至らず終結してしまいました。


この出来事を機に、日本の重病患者の間でも医療大麻への関心が高まりました。

日本で大麻取締法が適用されているのは向精神作用が含まれている「THC」のみで、「CBD」においては合法なので、最近では「CBDオイル」を個人で購入している癌患者が増えています。


 

日本でも議論されるべき医療大麻問題

一般的に危険というイメージのあるTHCですが、近年の各国の研究により、実際にはその依存性や禁断性はアルコールや煙草に比べて非常に低く、コーヒーに含まれるカフェインとほとんど同程度であることが判明しています。


医療分野においてこれだけ可能性に満ちている大麻ですが、日本の公の場で議論されることはほとんどありません。

これは多くの先進国と同様に真剣に検討されるべき問題であり、日本でも合法化が実現されれば様々な重篤な疾患を抱えた患者に新しい治療の道が拓け、多くの癌患者が痛みから解放されることが期待出来ます。


しかし現状では「大麻は悪」という日本人に強く根付いた概念を覆すことは非常に難しく、その道のりは険しいものになりそうです。

 

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